せんだい演劇工房10-Box

せんだい短編戯曲賞とは

せんだい演劇工房10-BOXでは、劇都仙台事業の拠点として、2002年の開設当初から公演事業やワークショップ、アウトリーチ活動を行ってきました。「試しながらじっくり演劇を創る空間」として、また仙台の演劇芸術の発信と交流の場として、多くの演劇事業を実施してきた中で、2012年度からは「せんだい短編戯曲賞」を実施しています。

この戯曲賞は一過性の懸賞制度に留まらず、多くの演劇の基盤ともいえる高校演劇の大会などをはじめ、さまざまな機会に上演しやすいコンパクトで、しかも優れた戯曲が集まることを目指して設立しました。特徴として、「短編であること」「日本各地の制作者/プロデューサーが選考すること」「最終候補作の10作品程度がまとめられ冊子になること」の3つが挙げられます。この戯曲賞によって、優れた作品や劇作家が制作者/プロデューサーと出会い、さらに活字となって、多くの劇団や演出家と出会い、上演の機会を得るきっかけになることを目指しています。

※詳細は各年度によって変更になる場合がございます。ご応募の際には最新の募集要項をご確認ください。

応募要項

1:応募資格
● 応募者の資格は問いません。

2:応募条件
● 一人一作品で日本語による戯曲とします。
● 作品は、2021年3月11日以降に書かれ、上演時間おおむね60分を上限とする戯曲でかつ著作権・ 上演権・出版権が応募者本人にあるものに限ります。
● 既発表、既上演の作品についても応募できます。但し、同時期の他の賞との重複応募はできません。また過去にの戯曲賞で入選歴のある作品は応募できません。
● 作品の書式は問いませんが、400字詰め原稿用紙に換算した場合、おおむね100枚以内とします。
● 第三者の著作権、プライバシー権、名誉権、パブリシティ権、その他いかなる権利も侵害していないことをご確認ください。
● 他の戯曲、小説、映画などから引用した場合は、その作品名及び引用箇所を明記してください。
● 応募作品の著作権は作者に帰属します。ただし大賞受賞作品及び最終候補作品について、公益財団法人仙台市市民文化事業団による次の事業での無償使用を許諾いただきます。
・冊子化及び出版 (大賞発表から2年を経過した後の増刷・改訂・新規出版については別途協議)
・大賞作品の上演 (2025年度開催予定。他事業での使用については別途協議)

3:応募方法
下記の手順①+②により、応募完了となります(手順①②いずれかのみでは応募完了となりません)。
◆手順① フォームでの必要事項の入力・作品提出
○事前に下記のフォームより必要事項を入力のうえ作品を提出してください。
※Eメールでの受付はいたしません。
※フォームの入力にあたり、グーグルのアカウントが必要となります。
※フォームで提出された作品を、変更あるいは加筆訂正して郵送(手順②)することはできません。
※フォームでの作品の提出は、応募にあたり必須です。

◆手順② 郵送での作品送付
○作品原稿(表紙含む)を3部下記送付先まで郵送してください。
○郵送時の表紙には作品名、作家名を必ず記載してください。
○原稿は製本・糊付けなどはせず、クリップなどで止めてください。
○ページ番号を記入してください。
○送付先:〒984-0015 仙台市若林区卸町2-12-13 せんだい演劇工房10-BOX内「せんだい短編戯曲賞」係

4:応募受付期間
毎年3月1日から3月31日を予定 * 当日消印有効 / 決定次第HP上にて発表

→現在は2年に1回の募集です。次回は2024年(令和6年)3月を予定しております。

5:注意事項
● 応募書類は返却しません。
● 応募条件に違反している事実が判明した場合、応募が無効となります。
● 作品は手書きでも構いません。但し、応募作品が最終候補作品に選出された場合は、応募作品のテキストデータ(ワード形式)を提出していただきます。

6:ディレクター・選考委員
● 全国のディレクター・制作者5名 *決定次第、HPにて公開いたします。

7:最終候補作品の発表
● 応募作品の中から10作品程度を選考します。最終候補作品は大賞発表までの間、作品及び作家名をウェブサイトにて公開します。

8:賞及び賞金
● 5名の選考委員により、大賞作品を決定します。選考の結果によって、大賞作品が複数となる場合があります。副賞の賞金総額は50万円で、5名の選考委員が選考した結果に応じ、賞金額が決まります。賞金には源泉所得税が含まれます。

9:発行
● 最終候補作品(大賞作品含む)は、1冊の戯曲集として出版されます。

10: リーディング公演
● 大賞決定後、仙台市内で大賞作品のリーディング公演を行います。

11: 主催
● 公益財団法人仙台市市民文化事業団・仙台市

 

これまでの選考委員

● 岩﨑きえ (広島/舞台芸術制作室 無色透明)
● 相内唯史 (大阪/インディペンデントシアター)
● 岡田康之 (新潟/りゅーとぴあ)
● 木元太郎 (東京/こまばアゴラ劇場)
● 小室明子 (札幌/NPO法人コンカリーニョ)
● 斎藤ちず (札幌/NPO法人コンカリーニョ)
● 澤藤歩    (神奈川/KAAT神奈川芸術劇場)
●   竹下士敦   (神戸/神戸アートビレッジセンター)
● 鳥井由美子(那覇/わが街の小劇場)
● 萩原麗子 (京都/京都芸術センター)
● 平松隆之 (名古屋/うりんこ劇場)
● 藤谷真由美(札幌/NPO法人コンカリーニョ)
● 山本清文 (新居浜/あかがねミュージアム)

* 第8回まで/敬称略/所属は選考委員就任当時