せんだい演劇工房10-Box

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芸術・芸能と関わる諸々のテーマを切り口に、日本文化の現在と未来を放談する。

能-BOXゼミナール 2022 

歴史から繙く日本の芸能

伝統文化にまつわるさまざまな題材を集めて講義/演説/放談/討論の場を設け、学び考えるシリーズ企画。開催2年目となる本年は「歴史から繙く日本の芸能」を総合テーマに全5回、それぞれゲストスピーカーをお招きして日本文化の多様性と生き生きとした面白さや楽しさを再発見してまいりたいと思います。

 

 ① 女性と能 ~草創期から現代まで 
 8月6日(土)14:00~15:30

【お話】津村禮次郎(観世流能楽師・重要無形文化財総合指定保持者)

 ② 江戸時代の服飾文化と能 ~能の受容と意匠 
 9月10日(土)14:00~15:30

【お話】大久保尚子(宮城学院女子大学教授)

 ③ 平家物語と琵琶 ~鎌倉時代からの口承文芸 
 9月17日(土)14:00~15:30

【お話】山内とも子(前田流平家詞曲相伝者・平家琵琶研究保存会会員・平家がたり友の会代表)

 ④ 雅楽から能へ〜楽器の歴史考 
 10月15日(土)14:00~15:30

【お話】高桑いづみ(東京文化財研究所名誉研究員)

 ⑤ 仮面と能 ~演者が語る面(おもて)の魅力 
 11月19日(土)14:00~15:30

【お話】山中迓晶(観世流能楽師・重要無形文化財総合指定保持者)

【聞き手①~⑤】小塩さとみ(宮城教育大学教授)

 

【会場】
能-BOX(せんだい演劇工房10-BOX別館/仙台市若林区卸町2-15-6)

【受講料】
一般:各回 1,000円 5回通し券 4,000円
学生:各回 500円  5回通し券 2,000円

【お申込み】※7月6日(水)10:00AMより受付を開始します。
下記申込フォームよりお申し込みください

*先着順のお申込みで、定員になり次第締め切らせていただきます。 (定員 各回60名程度)
*新型コロナウイルス感染症の流行状況により、受講形態を変更もしくは中止とする場合がございます。

【お問い合わせ】
せんだい演劇工房10-BOX TEL 022-782-7510 [9:00~21:00]

【主催】公益財団法人仙台市市民文化事業団 
【協力】仙台市能楽振興協会、協同組合仙台卸商センター

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【ゲストスピーカー略歴】

①女性と能 ~草創期から現代まで
津村禮次郎/能楽師シテ方観世流、緑泉会会主、重要無形文化財(能楽総合)指定保持者
(社)日本能楽会、公益財団法人能楽協会会員。二松学舎大学文学部特任教授。一橋大学社会学部講師。大学在学中に一橋観世会に所属し、津村紀三子に師事。1969年観世流師範。74年に緑泉会会主。91年重要無形文化財保持者に認定される。79年より小金井薪能を企画制作。新作能、創作活動、海外公演も多く、アレッシオ・シルベストリン、森山開次などダンサーとも共作、共演している。2010年度文化庁文化交流使としてロシア、ハンガリーで指導交流を行う。著作に「能・狂言図典」「能がわかる100のキーワード」。また「舞幻(BUGEN)」を出版。その他、写真集「能」(PIE BOOKS)等に多数掲載される。15年にはドキュメンタリー映画「躍る旅人 能楽師・津村禮次郎の肖像」(三宅流制作監督)が公開された。

②江戸時代の服飾文化と能 ~能の受容と意匠
大久保尚子/宮城学院女子大学教授
専門分野は日本の服飾および染織文化史。博士(人文科学)。近世後期の江戸から近代東京にみられる服飾、染織文化の連続性と変容に関心を持つ。特に芸能、文芸、浮世絵や挿絵類と意匠創案との接点、出版メディアの果たした役割に注目している。主な著書『江戸の服飾意匠―文芸、美術、芸能との交流と近代への波及』(中央公論美術出版、2015年)、『ビジュアル日本の服装の歴史②鎌倉時代〜江戸時代』(ゆまに書房、2019年)など。

③平家物語と琵琶 ~鎌倉時代からの口承文学
山内とも子/前田流平家詞曲相伝者・平家琵琶研究保存会会員・平家がたり友の会代表
昭和49年3月平家詞曲全てを伝承していた館山甲午に師事し、翌年6月には東京神田岩波ホールにて初演並に灌頂五句・大秘事・小秘事を習得。51年に「平曲会」を自主公演して演奏活動と後継者育成を開始した。昭和54年には前田流平家詞曲・秘曲撥の全てを相伝。平成元年招聘をうけてスイスのゲーティアヌムにて公演。平成6年京都へ転居して活動を関西中心に行い、特に平家物語ゆかりの神社仏閣での献奏を主とした。帰郷後に平家がたり友の会を設け、月例会は12月で百回を迎える。白石市出身。仙台市在住。

④雅楽から能へ〜楽器の歴史考
高桑いづみ/東京文化財研究所名誉研究員
東京生。能楽の音楽や演出、楽器をテーマに研究をおこない、NHK日本の伝統芸能やFM能楽堂などで能楽の解説をつとめる。『能楽タイムス』で能評も担当。現在、東京文化財研究所名誉研究員。第21回東洋音楽学会田邉尚雄賞(2003年)、第35回観世寿夫記念法政大学能楽賞(2013年)受賞。著書に『能の囃子と演出』(2003、音楽之友社)、『謡・狂言 謡の変遷』(2015、檜書店)など。早稲田大学文学部演劇研究科より博士(文学)の学位取得。

⑤仮面と能 ~演者が語る面(おもて)の魅力
山中迓晶/能楽師シテ方観世流、重要無形文化財(能楽総合)指定保持者
仙台市在住。2歳で初舞台を踏む。現代における能の可能性を求め多彩に活動している。既存の能楽にとらわれない自由な発想と行動力で幅広く活躍し、現代における能の可能性を模索している。また、ミュージカル振付、演出、衣装デザイン、映画、舞台出演など異ジャンルでの活動も多数。重要無形文化財総合指定保持者。
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聞き手①~⑤(主任ゼミ生)
小塩さとみ/宮城教育大学教授
幼少時よりピアノを習ったり、合唱団に所属したりして音楽に親しむ。国際基督教大学に入学しサークル「長唄研究会」で三味線に出会う。その後大学院に進学、長唄の音楽構造について研究し、お茶の水女子大学大学院より博士号取得。現在は宮城教育大学で音楽学を教えている。著書に『現代日本社会における音楽』(放送大学教育振興会)、『日本の音・日本の音楽』(アリス館)など。

 

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《新型コロナウイルス感染リスク低減のための取り組み》

●関係者スタッフのマスク着用と手洗い・手指消毒の励行、検温等の体調管理を行います。

●会場内の定期的な清掃と消毒を行います。

●会場の収容可能人数100名のところ定員60名程度に制限し、常時換気システムを稼働します。

●出演者と客席との距離を2m以上離します。

《ご来場の皆様へのお願い》

・マスク着用、咳エチケット、手指の消毒等をお願いします。

・外出前の検温など体調チェックを行い、体調不良の場合には躊躇なくご来場をお控えください。

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【申込フォーム】

※7月6日(水)10:00AMより受付開始