劇カラ通信



【0】からの再出発

2011年4月24日から受付を開始した10−BOXは5月1日から利用を再開します。

10−BOXの建物は、上空から見下ろすと数字の【10】に見えるはずです。
まだ【1】の部分である旧棟は貸出しの見通しが立っておらず、
新棟の【0】の部分を先行して開館します。
文字通り【0】からの再出発です。

しかも一部のスペースは物置を兼ねており、ご不便をおかけして申し訳ありませんが
「月と太陽の広場」と名づけ、打合せや休憩などいつでも誰にでも使っていただけるよう開放します。
「太陽と月の…」と言いたいところですが、夜でもやがて日は昇る、という思いから「月」が先になりました。

このささやかな広場にはテーブル、イス、空いた棚、ホワイトボード、簡易印刷機などとともに持ち寄りケータリングや美しい盤ゲームなどがあります。

この広場から「濁色(だくしょく)」と「プレイ(あそび)」をイメージします。
例えば、絵の具の赤・黄・青は混ぜて作りだすことが出来ない「純色」(または「個色」)ですが、三つの純色をぜんぶ使って好きな割合で混ぜる【プレイ】をすると無限の種類の黒や茶色、つまり【濁色】が生まれます。
濁色もまた美しい色の種類です。その色を白い紙にちょっと取ってゴシゴシ強くこすると、今度また純色を発見します。が、大きな違いは個々にある色ではなくグラデーションになっているところ、かな。

そして「ワークショップ」とは、もともと「場」を指す単語でした。
この【0】から始まる場や活動は「ワークショップそのもの」と考えます。

二代目工房長 ヤマキ

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